場所塞(読み)ばしょふさげ

精選版 日本国語大辞典 「場所塞」の意味・読み・例文・類語

ばしょ‐ふさげ【場所塞】

※俳諧反故籠(1897)〈正岡子規〉「若し鶯が騒がしき市中に来り忙しき人の耳に入りたらば忙しくて閑無しともことはるべし、閑あることをことさらに言ふは場処塞げに過ぎず」

ばしょ‐ふさぎ【場所塞】

〘名〙 場所をふさいで妨げになること。また、そのもの。場所ふさげ。
新世帯(1908)〈徳田秋声三五「場所塞(バショフサギ)厄介物を攘った気で居たが」

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