場慣・場馴(読み)ばなれる

精選版 日本国語大辞典 「場慣・場馴」の意味・読み・例文・類語

ば‐な・れる【場慣・場馴】

〘自ラ下一〙 ばな・る 〘自ラ下二〙 経験を積んで場所物事になれる。
日葡辞書(1603‐04)「Banareta(バナレタ) ヒト
※義血侠血(1894)〈泉鏡花〉一「人を怯(おそ)れざる気色は世磨(よず)れ、場慣(バナ)れて」

ば‐なれ【場慣・場馴】

〘名〙 経験を積んで、場所や物事に慣れていること。場数(ばかず)をふんでいること。
※墨汁一滴(1901)〈正岡子規〉六月一四日「場馴れのために試験受けようぢゃないかといふ同級生が沢山あったので」

ば‐ならし【場慣・場馴】

〘名〙 場所に慣れさせること。場所、状況などに慣れさせること。物事に熟練させること。また、そのための訓練にもいう。
※日葡辞書(1603‐04)「Banaraxini(バナラシニ) ヲドル」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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