堀名中清水村(読み)ほりめなかしみずむら

日本歴史地名大系 「堀名中清水村」の解説

堀名中清水村
ほりめなかしみずむら

[現在地名]勝山市荒土あらど町〈堀名・中清水〉

水無みずなし山の南麓、九頭竜くずりゆう川・さら川の氾濫原に位置し、勝山街道に沿う。東は宮地みやじ村、西は檜曾谷ひそだに村。村名は正保郷帳にみえ、田方五二二石余・畠方五三石余。慶長五年(一六〇〇)から福井藩領、寛永元年(一六二四)勝山藩領、正保元年(一六四四)幕府領で福井藩預地、貞享三年(一六八六)以降幕府直轄地となった。慶長一一年頃の越前国絵図では「堀名村 宮地共」として高九一九・二七石とあり、この石高はのちの堀名中清水村と宮地村の合計石高にほぼ見合うから、古くは堀名村に統一されていたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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