城砦閥(読み)じょうさいばつ(英語表記)Château Clique

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「城砦閥」の意味・わかりやすい解説

城砦閥
じょうさいばつ
Château Clique

19世紀前半のローアーカナダにあって,イギリス国王に忠誠を尽すことによって,政界に大きな影響を及ぼした一群フランス系カナダ人。ローアーカナダ総督の住居ケベックのサンルイ城砦であったため,このような名称がつけられた。セントローレンス川を主要交通路として利用する保守的な商人たちによって支えられたこの寡頭政に反対したのが,1837年に L.パピノーに率いられた反乱であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android