城之橋向村(読み)じようのはしむかいむら

日本歴史地名大系 「城之橋向村」の解説

城之橋向村
じようのはしむかいむら

[現在地名]福井市城東じようとう一丁目

福井城の東、あら川南岸に沿う農村。慶長六年(一六〇一)北庄きたのしよう城拡張の際、福井城南の城之橋町から農民のみを郭外に移し、城之橋町の枝村となった(福井市史)

慶長一一年頃の越前国絵図には「城橋向村」として高一二一・八五石と記され、正保郷帳では「城橋町」として田方八石余・畠方一一三石余。文政六年(一八二三)の十四領村々高附帳(福井市立郷土歴史博物館蔵)にみえる御城下廻所々引高の城之橋町五三・八七石は郭内に残された町屋敷地高で、残り六七・九石余が当村分で、前者は町奉行支配下、後者は郡奉行支配下となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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