埋門(読み)うずみもん

精選版 日本国語大辞典 「埋門」の意味・読み・例文・類語

うずみ‐もん うづみ‥【埋門】

〘名〙 城の石垣土塀築地(ついじ)などの下方を低く切り抜いてつくった小門。裏門として用いる。穴門
※氏郷記(17C中‐後か)中「其夜も忍びて〈略〉、埋門まで忍入しに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の埋門の言及

【門】より

…腕木門は〈木戸門〉ともいわれ,内側に控柱を立て,本柱に腕木を通して出し桁を支え,屋根をかけたもので,現在でも住宅に用いられている。このほか,埋(うずみ)門,穴門,土門など,土塀や石垣の一部にあけられたくぐりの門があり,鉄門や銅製の鋳抜門など門の扉の材料・形式によって呼ばれているものもある。なお鳥居も〈うえふかざる門〉と呼ばれて,門の一種である。…

※「埋門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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