坐禅草(読み)ざぜんそう

精選版 日本国語大辞典 「坐禅草」の意味・読み・例文・類語

ざぜん‐そう ‥サウ【坐禅草】

〘名〙
サトイモ科多年草。北海道、本州の日本海側の山地渓間湿地に生える。葉は長柄をもち根もとから群がって生える。葉身は卵状心形で、長さ、幅ともに三〇~四〇センチメートル。春、葉間に紫褐色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた球状または広楕円形の肉穂をつける。有毒で悪臭がある。漢名、地湧金蓮。だるまそう。べこのした。《季・春》 〔俳諧・清鉋(1745頃)〕
② 植物「のぶき(野蕗)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「坐禅草」の解説

坐禅草 (ザゼンソウ)

学名Symplocarpus foetidus var.latissimus
植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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