坐・居(読み)う

精選版 日本国語大辞典 「坐・居」の意味・読み・例文・類語

う【坐・居】

〘自ワ上二〙 すわる。いる。
書紀(720)崇神一〇年九月「急居、此云菟岐于(つきウ)
万葉(8C後)一九一二「たまきはるわが山の上に立つ霞立つとも座(う)とも君がまにまに〈作者未詳〉」
[語誌]終止形用例だけ見られ、「万葉集」ではふつう上一段活用「ゐる」が用いられているので、挙げてある万葉例の「う」は古い活用の残存とみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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