坊官・房官(読み)ぼうかん

精選版 日本国語大辞典 「坊官・房官」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐かん バウクヮン【坊官・房官】

〘名〙
春宮坊(とうぐうぼう)職員総称
令集解(868)公式「朱云。〈略〉問。諸司印者。未知。坊官及家司何」
② (「ぼうがん」とも) 法皇御所・門跡寺院に仕えた在家の僧。剃髪して僧衣を着、帯刀するとともに、肉食妻帯も許されていた。俗に殿上法師ともいう。
山槐記‐治承二年(1178)正月一四日「銚子入酒房官持之勧酒」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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