坂井町(読み)さかいちよう

日本歴史地名大系 「坂井町」の解説

坂井町
さかいちよう

面積:三一・八八平方キロ

坂井郡の中央部よりやや西寄りの平野部に位置し、郡内の他の五町に囲まれる。全域が低平な水田地帯で、米の生産量は県内市町村中でも上位に属する。旧北陸街道が町の東部を南北に通り、国鉄北陸本線もこの街道と交錯しながら南北に通じている。町の中心部上新庄かみしんじようは、明治三〇年(一八九七)国鉄丸岡まるおか駅の設置以降発展した。

坂井町
さかいちよう

中京区麩屋町通六角下ル

南北に通る麩屋町ふやちよう通を挟む両側町。町の南側は蛸薬師たこやくし通に面する。

平安京条坊では、左京四条四坊四保一五町の地。平安中期以降は四条坊門富小路の北東にあたる。

町名は、寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「いせや町」とあるが、寛文後期洛中洛外之絵図に「さかゑ町」、天明六年(一七八六)京都洛中洛外絵図に「堺町」となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報