地蔵山墓地(読み)じぞうやまぼち

日本歴史地名大系 「地蔵山墓地」の解説

地蔵山墓地
じぞうやまぼち

[現在地名]野田川町字幾地 井根谷

東西約二五〇メートル、南北約二〇〇メートルの山林中にあり、室町期から安土桃山期にわたる火葬墓地。標高三〇―四〇メートルの間に段築され、上段が室町期、下段が桃山期の墓石で占められる。宝篋印塔一基(「一結十五人 文明二八吉日」の刻銘)、五輪塔五〇基(うち一石五輪塔一〇基、板五輪塔一基を含む)、板碑一一九基(うち阿弥陀仏像一〇九基、地蔵菩薩像七基、阿弥陀・地蔵二尊像一基、題目碑二基)などがあり、刀子・陶器・陶製骨蔵器類が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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