地拵(読み)じごしらえ

精選版 日本国語大辞典 「地拵」の意味・読み・例文・類語

じ‐ごしらえ ヂごしらへ【地拵】

〘名〙
土地をならし固めて建築などの基礎を作ること。
咄本・軽口五色紙(1774)下「六波羅の空地を求め、日雇(ひよう)を凡そ一万人ほど入れて、地(ヂ)ごしらへを初めける所に」
② 土地に手を加えて、植物生育に適するような状態にすること。
広益国産考(1859)三「蒔旬并地ごしらへ」
俳諧で私意をはなれ、つねに風雅の誠を責め悟り、古人の心を探り、師の心をよく知って、探求を怠らず、作句基盤を築くことをいう。〔俳諧・三冊子(1702)〕
④ 一般に、ものごとの基礎を固めること。
※城(1965)〈水上勉〉四「三百年の安泰を築く地ごしらえ時期

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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