地子帳(読み)ジシチョウ

デジタル大辞泉 「地子帳」の意味・読み・例文・類語

じし‐ちょう〔ヂシチヤウ〕【地子帳】

奈良平安時代諸国地子田等級損益などを記入し、中央官庁に提出した帳簿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地子帳」の意味・読み・例文・類語

じし‐ちょう ヂシチャウ【地子帳】

〘名〙 奈良・平安時代、地子①を計算して諸国から中央に提出した帳簿。地子田の田品などを記入し、主税寮・主計寮・太政官厨家へ提出した。
延喜式(927)二三「凡諸国地子帳造三通、一通送主税寮、〈略〉、具録田上中下及損益、附正税帳使申送」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報