在郷歌・在郷唄(読み)ざいごううた

精選版 日本国語大辞典 「在郷歌・在郷唄」の意味・読み・例文・類語

ざいごう‐うた ザイガウ‥【在郷歌・在郷唄】

〘名〙
在郷で歌われるうた。いなかうた。俚謡(りよう)。ざいごうた。
※五勺の酒(1947)〈中野重治〉「僕はこのごろ子供のころ在郷歌を思い出した。童謡だ」
芝居の下座音楽の一つ。田舎道田舎家、また田畑などの場面などに用いられるうた。ざいごうた。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)五「馬に乗るやうにして、幕の内より非人弐三人並び居る。在郷哥にて幕引(ひく)

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