圧折(読み)へしおる

精選版 日本国語大辞典 「圧折」の意味・読み・例文・類語

へし‐お・る ‥をる【圧折】

[1] 〘他ラ五(四)〙
① 木の枝などを物に押しつけて折る。たわめて折る。ひしぎ折る。また、一気に折る。
史記抄(1477)八「をこされたる物をへし折て」
勢いをそぐ。圧迫する。屈伏させる。
童謡(1935)〈川端康成〉「芸者らしい涼しさがなく、へし折られた可愛いさであった」
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒へしおれる(圧折)

へし‐お・れる ‥をれる【圧折】

〘自ラ下一〙 へしを・る 〘自ラ下二〙 押しつけられて折れる。また、一気に折れる。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「幹は半頃から圧折(ヘシヲ)れて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android