土版木・土板木(読み)つちはんぎ

精選版 日本国語大辞典 「土版木・土板木」の意味・読み・例文・類語

つち‐はんぎ【土版木・土板木】

〘名〙 江戸時代心中仇討ちなどの速報記事として市中を売り歩いた一枚刷り出版物。固めた粘土文字絵画などを彫りつけて焼いたものを原版として、一枚刷りにした。瓦版(かわらばん)
※雑俳・ぬり笠(1697)「閙がしや・心中おこす土板木」

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