土地法大綱

山川 世界史小辞典 改訂新版 「土地法大綱」の解説

土地法大綱(とちほうたいこう)

1947年9月に中国共産党が招集した全国土地会議で,封建的地主所有地に対する土地改革の基本要綱として作成し,同年10月10日に中国共産党中央委員会が採択したもの。全文16カ条からなる。第二次世界大戦後,国民党軍の解放区への進攻により,国共内戦が全面的に再開されたという新しい情勢のもとで,46年5月4日,共産党中央委員会が出した土地問題に関する指示(五・四指示)を是正したもの。中国共産党の全国解放前に実施された東北・華北地区の土地改革は,この大綱にもとづいて進められた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報