園町北側(読み)ぎおんまちきたがわ

日本歴史地名大系 「園町北側」の解説

園町北側
ぎおんまちきたがわ

東山区四条通大和大路東入北側

現在は、東は円山まるやま公園、南は四条通を介して祇園町南側、西は大和大路やまとおおじ縄手筋なわてすじ、北は林下りんか町・橋本はしもと町・富永とみなが町に接する地域。これは明治初年に旧膳所ぜぜ藩邸及び祇園北門前きたもんぜん町等を合併した結果で、その前は四条通の沿道町並に限られていた。現町内の清本きよもと町に接する辺りを膳所裏、富永町の東に連なる一角を東富永町と通称するのは、その地域が祇園町北側とは別個の街衢を形成したことを物語る。

「祇園町」の名は寛永年間(一六二四―四四)にみえるが(→園村(園町)南北に分れた名は荻野家文書の延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚に「北祇園町」と出、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名家数改帳に「一、五拾九軒 祇園町北側」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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