国際協同組合同盟(読み)こくさいきょうどうくみあいどうめい

百科事典マイペディア 「国際協同組合同盟」の意味・わかりやすい解説

国際協同組合同盟【こくさいきょうどうくみあいどうめい】

略称ICA。協同組合の世界組織。本部ロンドン。1895年創立以来,ロッチデール組合の掲げた原則もとに国際間の連帯を強めてきた。1997年現在で100以上の国からの230の団体が参加し,会員数は約6億人と世界最大の非政府組織でもある。日本からは,全国農協中央会,全国漁協連合会,日本生活協同組合連合会などが加入
→関連項目全国農業協同組合中央会

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世界大百科事典(旧版)内の国際協同組合同盟の言及

【協同組合】より

…他の社会主義諸国においても事情はほぼ同じであったが,このほかとくに特色ある協同組合組織としてイスラエルのキブツが挙げられる。 以上のような協同組合の発展とともに,国内的,国際的な組合間の連合組織も発展をとげてきているが,それらの中でもっとも重要なものとして,1895年に設立された国際協同組合同盟International Co‐operative Alliance(略称ICA)がある。同盟はロッチデール原則にもとづく協同組合原則を定め,〈七色の虹〉を協同組合の世界統一マークとし,2年に一度の大会開催などを通して国際交流を図るほか,現在は国連経済社会理事会の非政府組織部門のメンバー団体の地位を占めている。…

【農業協同組合】より

…協同組合原則は,農業協同組合を含む各種の協同組合一般に共通した原則である。これは,今日の協同組合運動の創始といわれるイギリスのロッチデール公正先駆者組合(1844年)以来,長年にわたって世界的に論議され,日本の農業協同組合も加盟している国際協同組合同盟(ICA)によって1937年に採択されたものである。それはつぎの7原則であった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」