国際インディアン条約評議会(読み)こくさいインディアンじょうやくひょうぎかい

百科事典マイペディア の解説

国際インディアン条約評議会【こくさいインディアンじょうやくひょうぎかい】

International Indian Treaty Councilといい,略称IITC。1974年米国ノース・ダコタ州スタンディング・ロック保留地で設立された,北米を中心とする先住民族国際組織。先住民族の主権と条約上に認められた権利行使をその主張中核とし,国連に対して主権を持つ先住民族の承認加盟を要求している。1977年には,先住民族の国際組織として初めて経済社会理事会の諮問資格を取得して,国連NGOとなった。本部サンフランシスコ
→関連項目アメリカ・インディアン

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世界大百科事典(旧版)内の国際インディアン条約評議会の言及

【先住民族】より

…69年にはサンフランシスコ沖のアルカトラズ島占拠事件,73年には第2次ウーンデッド・ニー事件により,先住民族の運動が積極的に展開された。これを契機に74年には国際インディアン条約評議会(IITC)という北米先住民族の国際組織が結成された。IITCは,77年に国連経済社会理事会の正式の諮問資格を取得し,これによって先住民族組織の国連活動が開始された。…

※「国際インディアン条約評議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」