国見温泉(読み)くにみおんせん

日本歴史地名大系 「国見温泉」の解説

国見温泉
くにみおんせん

[現在地名]雫石町橋場 竜川山

こまヶ岳(一六三七・四メートル)の南に位置する。温泉の南を秋田街道が通り、旅人にも利用された。「奥々風土記」に「鶯宿・繋にもおとらざる温泉なれど、山深く分入ところなれば、浴する人多からず」とある。発見年代は元禄(一六八八―一七〇四)以前といわれるが不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国見温泉」の意味・わかりやすい解説

国見温泉
くにみおんせん

岩手県西部、岩手郡雫石町(しずくいしちょう)にある温泉。十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園域の駒ヶ岳(こまがたけ)(1637メートル)南西麓(ろく)の標高880メートルにあり、駒ヶ岳登山への基地となっている。泉質硫黄泉。古くからリウマチ神経痛に効く温泉として知られた。

[川本忠平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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