固定羽根(読み)コテイバネ

デジタル大辞泉 「固定羽根」の意味・読み・例文・類語

こてい‐ばね【固定羽根】

蒸気タービン水車などで、蒸気や水の通路を定める役割の、動かない羽根。

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精選版 日本国語大辞典 「固定羽根」の意味・読み・例文・類語

こてい‐ばね【固定羽根】

〘名〙 固定して取りつけられた羽根。蒸気タービンや水車、ヘリコプターの翼などにみられる。

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世界大百科事典(旧版)内の固定羽根の言及

【蒸気タービン】より

…この場合の速度線図は図3の上のようになり,回転羽根出入口間の周方向速度差(c1uc2u)は,回転羽根の反りにより蒸気の流れ方向が変わることによってもたらされていることがわかる。これに対して,反動タービンでは,回転羽根の上流と下流に圧力差を設け,段にかかる圧力差はノズル(反動タービンでは固定羽根と呼ぶ)と回転羽根の両方に振り分けて消費される。この場合の速度線図は図3の下のようになり,(c1uc2u)は回転羽根の出入口間で流れの向きが変わることと,w2w1より大きくなることの二つが原因で引き起こされている。…

※「固定羽根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」