団団(読み)ダンダン

デジタル大辞泉 「団団」の意味・読み・例文・類語

だん‐だん【団団】

[ト・タル][文][形動タリ]
形の丸いさま。
「むら躑躅つつじが―と紅白模様を青い中に印していたのが」〈漱石それから
露が多く集まっているさま。「露団団
「其滴露となりて―たるを知り」〈西周明六雑誌二二〉
[類語](1丸っこい丸まっちい丸丸丸いまろ真ん丸まろやかまどつぶ円形球形球状輪形同心円半円長円大円真円正円真ん丸いくりくりたまご形ループっかリング丸まる丸める団子状

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精選版 日本国語大辞典 「団団」の意味・読み・例文・類語

だん‐だん【団団】

〘形動タリ〙
① 形のまるまるとしたさま。月などのまるいさま。
文華秀麗集(818)上・和坂領客対月思郷見贈之作〈王孝廉〉「寂寂朱明夜、団団白月輪」
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五「上杉氏の兵は団々として中堅を目懸けて進入し」 〔班婕妤‐怨歌行〕
② 露が多く集まっているさま。
経国集(827)一三・奉和搗衣引〈惟氏〉「風瑟々、露団々」 〔謝恵連‐七月七日夜詠牛女詩〕

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普及版 字通 「団団」の読み・字形・画数・意味

【団団】だんだん

まるいさま。漢・班〔怨歌行〕楽府 新たに齊の素(ぐわんそ)を裂く 皎、霜の如し 栽して合と爲す 團團としてに似たり

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