精選版 日本国語大辞典 「四目」の意味・読み・例文・類語
よつ‐め【四目】
[1] 〘名〙
① 目が四個あること。また、そのもの。
② 鏑(かぶら)に目を四つあけたもの。しめや。しめ。
※挟物之記(室町中か)「臥鳥射る弓箭の事。〈略〉うづらならば、四目かじどうにて射べし」
④ 「よつめがき(四目垣)」の略。
※人情本・縁結月下菊(1839)中「四目垣(ツメ)へからませたは三ツ股に山茶花」
⑤ =よつめや(四目屋)(二)
※雑俳・柳多留‐二二(1788)「能書の通りじゃ四つ目安いもの」
⑥ 紋所の名。四つ目結(ゆい)をいろいろに図案化したもの。かどたてよつめ、そりよつめ、つなぎよつめ、ねじよつめ、ひらよつめ、よつめぐるまなどがある。
⑦ 自動車で、前照灯が左右各二灯、計四灯の型式のものをいう。
⑧ 眼鏡を使用している人をいう。
し‐め【四目】
〘名〙 「しめや(四目矢)」の略。
※就弓馬儀大概聞書(1464)「四目の寸三ふせなり。目は四あるべきこと本也」
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