囂し(読み)カマシ

デジタル大辞泉 「囂し」の意味・読み・例文・類語

かま・し【×囂し】

[形ク]かましい。かまびすしい。
[補説]ク活用の確実な例は見いだしがたいが、連語「あなかま」の「かま」がこれの語幹とみられるところから、ク活用であったと推定される。なお、「耳かましきまでの御祈りども」〈栄花・月の宴〉の例を、古くク活用だったものがシク活用に変化したとする説もあるが、他にシク活用の確例はないうえ、「耳がまし」と解する説もあって疑わしい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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