嘉多町(読み)かたまち

日本歴史地名大系 「嘉多町」の解説

嘉多町
かたまち

[現在地名]高崎市嘉多町

城郭の北にあり、新紺屋しんこんや町の北から西に延びる。東は九蔵くぞう町、西は組屋敷、南の大部分武家屋敷で、北はもと町。東西に細長い町で、長さ二町三八間余(安政三年城下図)。「高崎志」に「此地本ハ片町ト云テ、城主ノ組屋敷也、明和八卯年ヨリ借地トナリテ、所々ヨリ人家ヲ徙シ町トナリ、本町ノ持トナリシヲ、安永三年甲午七月ヨリ別町ト成テ、名主立、此時ヨリ町名モ文字ヲ更テ嘉多町ト云」とある。宝永―正徳年間(一七〇四―一六)の城下図(萬慶寺蔵)には高崎神社へ通ずる道の両側に組屋敷がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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