嗅回(読み)かぎまわる

精選版 日本国語大辞典 「嗅回」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐まわ・る ‥まはる【嗅回】

〘自ラ五(四)〙 あちこちにおいを嗅いで歩く。また、比喩的に何か知ろうとして探り歩く。
※室町殿日記(1602頃)七「駒形鷹犬、草の原をかきまはりけるに」
※哀しき父(1912)〈葛西善蔵〉四「病的に過敏になった彼の神経は、そこらを嗅ぎ廻るやうに閃めき動いて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報