そこら(読み)ソコラ

デジタル大辞泉 「そこら」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ら

[副]
多く。たくさん。
「―の年ごろ、―のこがね賜ひて」〈竹取
たいへん。非常に。
「御送りの人ども、寺々の念仏の僧など、―広き野に所もなし」〈・葵〉

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精選版 日本国語大辞典 「そこら」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ら

〘副〙
分量や数の多いさまを表わす語。たくさん。多く。大勢。あまた。
※竹取(9C末‐10C初)「それが玉を取らんとて、そこらの人々の害せられんとしけり」
程度のはなはだしいさまを表わす語。たいそう。非常に。きわめて。
源氏(1001‐14頃)若紫「京にてこそ、所えぬやうなりけれ、そこら遙かにいかめしう、しめて造れる様」

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