嗅分(読み)かぎわける

精選版 日本国語大辞典 「嗅分」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐わ・ける【嗅分】

〘他カ下一〙 かぎわ・く 〘他カ下二〙
① においをかいで物を区別する。
※詞葉新雅(1792)「カギ(嗅)ワケル かぎわくる」
葬列(1906)〈石川啄木〉「秋草の香と初茸の香とを嗅ぎ分けつつ」
② (比喩的に) 物事のわかりにくい違いをうまく察する。
明暗(1916)〈夏目漱石〉一二八「物の異同を嗅ぎ分ける事に妙を得た彼女にも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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