秋草(読み)あきくさ

精選版 日本国語大辞典 「秋草」の意味・読み・例文・類語

あき‐くさ【秋草】

〘名〙
① 秋に花の咲く草の総称。クズ、ススキ、キキョウ、オミナエシなど。《季・秋》
※万葉(8C後)二〇・四三一二「秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを月をし待たむ」
② 植物「きく(菊)」の異名。〔書言字考節用集(1717)〕

しゅう‐そう シウサウ【秋草】

〘名〙 秋のくさ。あきくさ。
※本朝文粋(1060頃)一・兎裘賦〈兼明親王〉「喪馬之老、委倚伏於秋草」 〔孫楚‐征西宮属詩〕

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デジタル大辞泉 「秋草」の意味・読み・例文・類語

あき‐くさ【秋草】

秋に花が咲く草の総称。 秋》「―をごったにつかね供へけり/万太郎
[類語]草本千草春草若草夏草冬草枯れ草干し草蔓草水草浮き草牧草薬草ハーブ野草庭草雑草下草下生え山草

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動植物名よみかた辞典 普及版 「秋草」の解説

秋草 (アキクサ)

植物。キク科キク属の草の総称。キクの別称

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普及版 字通 「秋草」の読み・字形・画数・意味

【秋草】しゆうそう(しうさう)

秋の草。〔文選古詩十九首、十二〕廻風、地を動かしてり 秋(せい)として已(すで)になり

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