善行寺(読み)ぜんぎようじ

日本歴史地名大系 「善行寺」の解説

善行寺
ぜんぎようじ

[現在地名]三原市幸崎町能地 向清水

能地のうじの中ほどの丘陵上にあり、南西丸山まるやま城跡がある。修法山と号し、臨済宗仏通寺派。本尊観世音菩薩。浦熙氏の伯父善行(丸山城主)創建で、文安年中(一四四四―四九)衰退したが、仏通ぶつつう寺の派下から蘭庭祖渓が来て再興したと伝える。

善行寺
ぜんぎようじ

[現在地名]下関市大字福江

福江ふくえ南部、字小田こだにある。浄土真宗本願寺派で福寿山と号し、本尊は阿弥陀如来

寺伝によれば、大内家の家臣川越三郎高善が明応六年(一四九七)本願寺蓮如帰依、法名浄玄をもらい天文四年(一五三五)に創建したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報