善悪不二(読み)ゼンアクフニ

デジタル大辞泉 「善悪不二」の意味・読み・例文・類語

ぜんあく‐ふに【善悪不二】

仏語。善も悪も別のものではなく、仏法では無差別の一理に帰着するということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「善悪不二」の意味・読み・例文・類語

ぜんあく‐ふに【善悪不二】

〘名〙 (連声で「ぜんなくふに」とも) 仏語。善も悪も二つのものではなく、仏法の平常無差別の一理に帰着するということ。悟った立場から見ると、善悪区別はなく、ひとしく真如のあらわれであるということ。→邪正一如
※浄業和讚(995‐1335)中「善悪不二の道理にはそむきはてたるこころにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android