唵阿毘羅吽欠(読み)オンアビラウンケン

デジタル大辞泉 「唵阿毘羅吽欠」の意味・読み・例文・類語

おん‐あびらうんけん【×××毘羅×欠】

《〈梵〉oṃ a vi ra hūṃ khaṃの音写。「唵」は帰依きえの意》大日如来に祈る呪文じゅもん言葉。→阿毘羅吽欠蘇婆訶あびらうんけんそわか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唵阿毘羅吽欠」の意味・読み・例文・類語

おん‐あびらうんけん【唵阿毘羅吽欠】

連語〙 (oṃ a vi ra hūṃ khaṃ の音訳。「おん(唵)」は呪文(じゅもん)初めに唱える語で、帰依の意) 大日如来に祈るときの呪文のことば。また、これに成就の意の「娑婆呵(そわか)」を付する。これを唱えると一切が成就するという。→阿毘羅吽欠娑婆呵(あびらうんけんそわか)
謡曲安宅(1516頃)「おんあびらうんけんと、数珠さらさらと押し揉めば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報