唯円(1)(読み)ゆいえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「唯円(1)」の解説

唯円(1) ゆいえん

1222-1289 鎌倉時代の僧。
貞応(じょうおう)元年生まれ。浄土真宗親鸞(しんらん)の弟子で「歎異抄(たんにしょう)」の著者とされる。常陸(ひたち)(茨城県)河和田(かわだ)に報仏寺をひらく。鳥喰(とりばみ)の唯円と区別され,河和田の唯円とよばれる。正応(しょうおう)元年京都で覚如(かくにょ)の教義上の質問にこたえた。また覚如の叔父唯善を浄土真宗に改宗させたという。正応2年2月6日死去。68歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例