唐臼村(読み)からうすむら

日本歴史地名大系 「唐臼村」の解説

唐臼村
からうすむら

[現在地名]津島市唐臼町

日光につこう川の西に位置し、北と西は津島村に、南は中一色なかいしき村に接している。弘化四年(一八四七)村絵図(徳川林政史蔵)によれば、村域の四周は悪水落ちに囲まれ、名称の付いている池沼が一二、悪水路が無数に描かれている。「徇行記」には「外村ヨリ地面卑ク毎年潦水深溜リシ(中略)卑湿ノ地故、沼リ田所多シ」とある。佐屋さや代官所支配下で、高一千三〇八石余のうち九二七石余が藩士一七人の給知である。田は六七町五反四畝余、畑は四町一畝余。寛文一一年(一六七一)に戸数七七、人数三五九(寛文覚書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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