唐棣花色の(読み)ハネズイロノ

デジタル大辞泉 「唐棣花色の」の意味・読み・例文・類語

はねずいろ‐の【唐花色の】

[枕]ハネズで染めた色があせやすい意から、「うつろひやすし」に掛かる。
「思はじと言ひてしものを―移ろひやすき吾が心かも」〈・六五七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐棣花色の」の意味・読み・例文・類語

はねずいろ‐の【唐棣花色の】

唐棣花で染めた色がさめやすいところから、「移ろひやすし」にかかる。
万葉(8C後)四・六五七「思はじと言ひてしものを翼酢色之(はねずいろの)うつろひやすき吾が心かも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android