品封(読み)ホンプ

デジタル大辞泉 「品封」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぷ【封】

親王内親王に、ほんに応じて賜った封戸ふこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「品封」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぷ【品封】

〘名〙 親王、内親王などに与えられた品位(ほんい)に応じて賜わった封戸(ふご)
三代実録‐貞観元年(859)五月七日「詔。人康親王。辞其官爵。帰於釈侶。宜国康親王其品封

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の品封の言及

【封戸】より

…大宝令での封戸の規定は養老令のものとほぼ同じだとされているので,以下養老令文によってその大要をのべる。 封戸には皇親の品位によって支給されるもの(品封(ほんぷ)),役人の位階によって支給されるもの(位封(いふ)),職掌によるもの(職封(しきふ)),特別に天皇の命令で支給するもの(功封や別勅の賜封,増封など)があった。また寺への封戸(寺封)の支給は天皇の勅があった場合のみみとめられ,5年間に限って支給された。…

※「品封」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android