咳入(読み)せきいる

精選版 日本国語大辞典 「咳入」の意味・読み・例文・類語

せき‐い・る【咳入】

〘自ラ四〙
① はげしく続けざまにせきをする。せきこむ。
浄瑠璃壇浦兜軍記(1732)二「気を揉み苛つ老泣きに、たぐり上げたる持病痰火、せき上げせき上げせき入れば」
② はげしくしゃくりあげる。
※浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)六「一度にわっと溜涙、せき入せき上歎しが」

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