呆果(読み)あきれはてる

精選版 日本国語大辞典 「呆果」の意味・読み・例文・類語

あきれ‐は・てる【呆果】

〘自タ下一〙 あきれは・つ 〘自タ下二〙
① どうしたらよいかわからないで、茫然とする。すっかり途方にくれる。
謡曲敦盛(1430頃)「せん方波に駒を控へ、呆れ果てたる有様なり」
② あまりのことに、まったくひどいと思う。ひどくてすっかりあいそをつかす。
咄本・喜美賀楽寿(1777)計策「先生あきれはて、ほっとためいきをつきながら」

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