吻合術(読み)ふんごうじゅつ(英語表記)anastomosis

翻訳|anastomosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吻合術」の意味・わかりやすい解説

吻合術
ふんごうじゅつ
anastomosis

管腔のある臓器 (胃,腸,胆管血管気管など) の手術で,管腔をふさがず,再び活用できるように縫合する方法をいう。吻合術には,それぞれの臓器の特徴に応じた注意が特に必要となる。消化管の吻合形式は端々吻合,側々吻合,端側または側端吻合の3つに大別される。血管の吻合には血管吻合器が広く利用されている。胆管,尿管の吻合では縫合糸が内腔に露出していると結石の核となることがあるので,吸収されてしまうカットグートなどを使用する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android