君子の徳は風(読み)クンシノトクハカゼ

デジタル大辞泉 「君子の徳は風」の意味・読み・例文・類語

君子くんしとくかぜ

《「論語顔淵から》風が草をなびかせるように、君子がその徳によって人々をなびかせ教化すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「君子の徳は風」の意味・読み・例文・類語

くんし【君子】 の 徳(とく)は風(かぜ)

(「論語‐顔淵」の「君子之徳風也。小人之徳草也草上之風、必偃」による) 風が草をなびかせるように、君子はその徳によって人々をなびかせ、教化するということ。
太平記(14C後)八「白き絹を一尺づつ切って風と云ふ文字を書いて、鎧の袖にぞ付けさせられける。是は孔子の言に、『君子の徳(トク)は風(カゼ)也。小人の徳は草也。〈略〉』と云ふ心なるべし」

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