名色村(読み)なしきむら

日本歴史地名大系 「名色村」の解説

名色村
なしきむら

[現在地名]日高町名色

太田ただ村の南西神鍋かんなべ台地に位置する。江戸時代の領主変遷は、天保七年(一八三六)までは宵田よいだ村に同じ。同年収公され(「御用部屋日記」など)幕府領幕末に至る。ただし出作分は頃垣ころがき村と同じ。慶長一八年(一六一三)の小出吉英所領目録(金井文書)に「なしき村」とみえ、高三〇五石余。寛永一六年(一六三九)の知高帳では三〇七石余、ほかに出作一二石余。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図では高三〇九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android