名子熊村(読み)なごくまむら

日本歴史地名大系 「名子熊村」の解説

名子熊村
なごくまむら

[現在地名]鼎町名子熊

現鼎町の南部、まつ川の段丘上に位置し、緩やかな丘陵地帯にある村。確かな文献による初見は天正七年(一五七九)の上諏訪造宮帳で、「長熊之郷」と記載されている。同一九年の信州伊奈青表紙之縄帳には「名古熊」とあり、正保四年(一六四七)の信濃国絵図高辻では「長熊村」となっている。元禄(一六八八―一七〇四)以後は「名子熊村」となるが、元禄一五年の信濃国郷帳には「古ハ長熊村」と注が付されていることからも、古くは長熊が一般的であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android