司召(読み)ツカサメシ

デジタル大辞泉 「司召」の意味・読み・例文・類語

つかさ‐めし【司召】

司召の除目じもく」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「司召」の意味・読み・例文・類語

つかさ‐めし【司召】

〘名〙
官吏を任命すること。
書紀(720)継体二四年二月(前田本訓)「能官(ツカサメシ)する事、古へより難しと為。爰に朕が身に曁て豈慎まざらむや」
② 「つかさめし(司召)の除目」の略。⇔県召(あがためし)。《季・秋》
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「かくて今日はつかさめしなれば、左右大臣左大将など一日定められて夜召す」

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世界大百科事典(旧版)内の司召の言及

【除目】より

…したがって本来は一定の日を定め(式日という),まとめて任官を行うことはできないはずであるが,実際は奈良時代より,ある程度これが行われていた。そして後になると県召(あがためし)除目,司召(つかさめし)除目の称が見られるようになる。県召除目は外官の任命を中心とするもので,外官除目ともいい,また春除目ともいう。…

※「司召」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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