台目・大目(読み)だいめ

精選版 日本国語大辞典 「台目・大目」の意味・読み・例文・類語

だい‐め【台目・大目】

〘名〙
茶室で、台子(だいす)のために畳一枚の四分の一を切りとり除いたもの。また、その畳。四分の一の部分は炉を切ったり、板敷にしたりする。
※利休客之次第(1587)「大目へまはり、ていしゅの茶たつる時、とらする所へ行」
② 田の面積一町についてその収穫の四分の一を税として引いたこと。
薬種目方の名。一斤の四分の一を減じたもの。
随筆・嬉遊笑覧(1830)一「堺にて薬種一斤を四分一減たるをたい目と云。文字可考といへり」
④ 三分の二ほどについていう。また、大部分。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子傾城禁短気(1711)五「半分より大(ダイ)め爰にお心は残ってござんす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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