デジタル大辞泉
「叫喚地獄」の意味・読み・例文・類語
きょうかん‐じごく〔ケウクワンヂゴク〕【叫喚地獄】
八大地獄の第四。殺生・偸盗・邪淫・飲酒をした者が落ち、熱湯や猛火の中で苦しめられ、泣きさけぶ所という。
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きょうかん‐じごく ケウクヮンヂゴク【叫喚地獄】
〘名〙
仏語。
八熱地獄の第四番目。
罪人が猛火や熱湯などの苦しみにあい、泣きわめくところ。叫喚。
※
往生要集(984‐985)大文一「四、叫喚
地獄者在
二衆合下
一、縦広同
レ前」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
叫喚地獄
仏教でいう八熱地獄の第四番目。罪人が猛火や熱湯などの苦しみにあい、泣きわめくところ。
[使用例] 白煙立ちこめる楽天地の中は、今や叫喚地獄と化していた。大きく斜めに傾いた回転木馬のドーム状の屋根が燃えていた[筒井康隆*脱走と追跡のサンバ|1971]
[使用例] 雪崩に呑まれりゃ 叫喚地獄 呑まれて転がりゃ 鉄丸地獄 寒さは寒し 冷寒地獄[井上ひさし*藪原検校|1974]
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
叫喚地獄
きょうかんじごく
八熱地獄 (または八大地獄) の一つ。叫喚 raurava地獄とは,熱湯の煮えたぎる大釜や,大火の燃え盛る鉄室で苦しめられ,あまりの苦しさに泣き叫ぶことから名づけられている。そこは生き物を殺した (殺生) 者,盗み (偸盗) ,妻以外の女または夫以外の男とのよこしまな性交 (邪淫) ,飲酒の罪を犯した者がおもむくところという。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報