古市(大阪府)(読み)ふるいち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「古市(大阪府)」の意味・わかりやすい解説

古市(大阪府)
ふるいち

大阪府南東部、羽曳野市(はびきのし)の中心地区。旧古市町。竹内(たけのうち)街道と東高野(ひがしこうや)街道の会合地にあり、古代より市場町として栄えた。前の山古墳白鳥陵)、高屋築山古墳(安閑(あんかん)陵)などがあり、藤井寺(ふじいでら)市にかけて古市古墳群を形成している。江戸期には石川水運の河港、また名刹(めいさつ)西琳寺(さいりんじ)の門前町でもあった。現在は近畿日本鉄道古市駅に接し、市の商業中心地。

[橋本九二男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android