口触(読み)くちざわり

精選版 日本国語大辞典 「口触」の意味・読み・例文・類語

くち‐ざわり ‥ざはり【口触】

〘名〙
飲食物などを、口に入れたときの感じ。くちあたり。したざわり。
真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン「口(クチ)ざはりで彼は、義歯のゆるんでゐることを知った」
② ことば、文章などの調子。くちあたり。
現代における自我(1959)〈小田切秀雄〉二「新聞・ラジオ・週刊誌等の口ざわりのいい解説で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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