取添(読み)とりそえる

精選版 日本国語大辞典 「取添」の意味・読み・例文・類語

とり‐そ・える ‥そへる【取添】

〘他ア下一(ハ下一)〙 とりそ・ふ 〘他ハ下二〙
① (「とり」は接頭語。室町時代頃からヤ行にも活用した) そえる。加える。
書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「手には天の梔弓(はしゆみ)天の羽羽矢を捉り、八目鳴鏑(かぶら)を副持(トリソヘ)
② 更に加えて手に持つ。
平家(13C前)四「ぬりごめどうの弓に、このむ白柄の大長刀とりそへて」

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