精選版 日本国語大辞典 「八目」の意味・読み・例文・類語
やつ‐め【八目】
〘名〙
① 八番め。
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻（1678）奉納弐百韻「落させられし宮のうち疵〈信章〉 階(きざはし)の九つ目より八目より〈芭蕉〉」
② 編み目、刻み目などが多くあること。また、そのもの。
③ 目が八つあること。また、その八つの目。転じて、多くの目、または穴があること。また、そのもの。
※俳諧・千代見草（1692）「須磨明石我に八目を借せうなぎ」
④ 「やつめうなぎ（八目鰻）」の略。《季・冬》
※洒落本・苦界船乗合咄（1867）上「大魚でござれ、やツ目でござれ何でも構ず喰んで御座りますもの」
⑤ 「やつめかぶら（八目鏑）」の略。
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